国分酒造の原料米の仕入れ、並びに皆様へのお願い
国分酒造の原料米の仕入れ、並びに皆様へのお願い
 
皆様ご承知の通り、米粉加工業「三笠フーズ」が、発がん性カビ毒「アフラトキシンB1」などに汚染された米を、食用として販売されたことが問題となり、その一部が、鹿児島、熊本、福岡の焼酎蔵に販売されていて、社会的にも大問題となっております。
 
国分酒造の焼酎に使用している原料米に関してですが、創業以来、「三笠フーズ」とは一切取引がなく、また、今までに、このような疑いのあるような米を使用したことも、一切ないことをここにお知らせします。
「いも麹 芋」「純芋」などの芋100%の焼酎に関しては、米は使用していませんので、全くの問題外として、米麹を使っている「大正の一滴」「さつま国分」「黒石岳」「黄麹蔵」他全ての焼酎に関しましても、今回問題となっている汚染米を使用したような疑いは、一切ございません。安心して飲んで頂ければと思います。
 
ただ、今回の事件をきっかけに、一番懸念しているのが、風評被害による、消費者の方の焼酎離れです。更に、今回、実名で公表された焼酎蔵につきましては、より深刻な打撃を受けるのではないかと、切に心配しております。
それで、消費者の皆様にお願いですが、現在マスコミなどで取り上げられている内容について、しっかりと事実を把握して頂きたいということです。
 
断片だけをとらえると、西酒造さん、喜界島酒造さんなど、名前が公表された焼酎蔵の全ての焼酎に問題があると思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。更にエスカレートすると、焼酎全てに問題があると考える方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、公表されている事実は、西酒造さんの場合は、問題となっているのは、「薩摩宝山」の1銘柄のみで、しかも、今年の6月13日から8月22日の間に瓶詰めされたものに限るということです。そして、「富乃宝山」「吉兆宝山」などには、汚染米を使っていないとのことで、全く問題ありません。西さんは、問題のある焼酎は、早急に自主回収を行っています。
喜界島酒造さんの場合は、タンクに貯蔵中で、まだ出荷をしていないということで、消費者の方が口にすることはありません。
鹿児島酒造さんの場合は、原料米をほんの僅か、サンプルとして仕入れただけで、仕込みもしていないということで、全くの問題外ということになります。
西平本家さんも、問題となる焼酎は、速やかに自主回収を行っています。
熊本、福岡の焼酎蔵、清酒蔵からも数件名前が公表されていますが、こちらも、問題となる焼酎は、全て自主回収を行っています。
また、アサヒビールさんの対応も早く、子会社である鹿児島の「さつま司酒造」さんなどで瓶詰めされた焼酎で、問題のある可能性のある焼酎を、全て自主回収しています。
 
このように、焼酎蔵は、今回の事件を大変重く受け止め、問題があると考えられる焼酎を全て、自ら公表し、出荷済みの焼酎につきましては、自主回収を行っています。逆に考えれば、回収されていない焼酎につきましては、安全が保証されているということです。
断片的な情報などに流されず、しっかりと事実を把握して頂き、問題のない焼酎については(実際、問題のある焼酎は自主回収されていますので、現在通常に販売されてる焼酎は、全て問題ないと思われます)、今まで通り、安心して飲んで頂ければと思っています。
尚、鹿児島県生活衛生課が、今回問題となった各社の焼酎を検査した結果、農薬やカビ毒などは一切検出されず、「食品衛生法上、問題ないと考えられる」とのコメントを出しています。
 
ただ、今回の問題で、自分自身、いろんなことを考えさせられました。
ここ最近、ミートホープ事件をはじめとして、産地偽装問題、中国餃子問題など、食の安全を脅かすような、さまざまな問題が発生していますが、正直なところ、今までは、人ごとのような問題と捉えていました。ところが、今回の問題で、人ごとではないということを、充分に認識させられました。
今後、より一段と、焼酎造りに関するあらゆることに気を配り、今後とも、おいしい焼酎造りに励んでゆきたいと思います。
 
ご意見、ご質問等がございましたら、こちらまでご連絡下さい。
 
 
平成20年9月12日
国分酒造協業組合
笹山 護